こんにちは、ひょう丸です。
「就職まであと少し。この時間、何をしておけばいいんだろう」
そう感じている学生の方に向けて、ソフトウェアベンダーで4年間、採用面接官を務めた経験から、
就職するまでにやっておくべきことを3つ厳選してお伝えします。
さらに投資歴19年の私から、就職後の初任給の使い方・資産形成の第一歩まで
踏み込んでお伝えします。
就職するまでにやっておくべき3つのこと
- 長期の旅行
- アルバイト等の就業経験
- アウトプットするマインドへの進化
この3つがなぜ重要なのか、そして具体的にどう行動すればいいのかを、順番に解説していきます。
この記事でわかること
- なぜ社会人になると長期旅行が難しくなるのか(具体的な理由)
- アルバイトで経験しておくべき「人間関係の耐性」の鍛え方
- 「学生気分」から抜け出すための具体的なトレーニング方法
- 元採用担当者から見た「準備ができている学生」の特徴
- 就職後の初任給を無駄にしないための最初の一歩
なぜ「学生のうちにやっておくべきこと」があるのか
社会人になると、時間・体力・自由度のすべてが学生時代とは大きく変わります。
「就職してから考えよう」と先送りにしてしまうと、取り返しがつかないことがいくつかあります。
この記事で紹介する3つは、
「時間がなくなる前にやっておくべきこと」
「経験しておかないと後で苦労すること」
「意識を変えておかないと最初でつまずくこと」
という3つの異なる観点から厳選しています。
やっておくべきこと①:長期の旅行
なぜ社会人になると長期旅行が難しくなるのか
就職すると、起きている時間の大半を仕事に費やすことになります。
有給休暇はありますが、現実的には以下の理由で長期旅行のハードルが一気に上がります。
【社会人になると長期旅行が難しくなる4つの理由】
①休暇日数の制約
新卒1年目の有給休暇は10日程度(法律上の最低付与日数)
→ 長期休暇として使えるまとまった日数の確保が難しい
②繁忙期との重複
ゴールデンウィーク・年末年始等の連休は
→ 他の社会人も同じタイミングで休むため、旅費が高騰・混雑する
③職場への配慮
チームで働く以上、周囲との調整・引き継ぎが必要になる
→ 「気軽に2週間休みます」とは言いにくい空気がある
④体力・気力の変化
仕事による疲労の蓄積で「長期旅行の計画を立てる気力」自体が湧きにくくなる
学生のうちに行くべき理由
【学生時代の旅行が持つ独自の価値】
・平日の閑散期に旅行できる(旅費が安い・混雑がない)
・長期間(2週間〜1か月)の旅程を組める
・バックパッカー等、体力・時間が必要な旅行スタイルが選べる
・「働きながらでは難しい国・地域」に挑戦しやすい
→ 特に「体力が必要な旅行」(登山・秘境・長距離移動)は
今しかできない可能性が高い
具体的な行動プラン
【今すぐできる旅行準備の3ステップ】
STEP1:「一生に一度は行きたい場所」をリストアップする
→ 3〜5か所を紙に書き出す
STEP2:それぞれの「必要日数・予算」を調べる
→ 最も体力・時間が必要な場所を最優先候補にする
STEP3:長期休暇(春休み・夏休み等)に合わせて計画を立てる
→ 航空券は3〜6か月前の予約が最も安い傾向がある
✅ 「お金がないから無理」と諦める必要はありません。 バックパッカースタイルなら1か月の旅行
でも数万円〜10万円台で実現可能です。アルバイトで資金を貯めながら計画を進めましょう。
やっておくべきこと②:アルバイト等の就業経験
「就職したら嫌でも働くのになぜ今から?」への答え
「どうせ就職すれば働くことになるのに、なぜ今アルバイトが必要なのか」
と疑問に思う方も多いはずです。答えは明確です。
学生の間に接する大人の多くは、親・親戚・先生・店員など、自分に対して好意的に
接してくれる人がほとんどです。しかし仕事の現場は、そういう人ばかりとは限りません。
職場で経験する「学生時代とは違う人間関係」
【学生生活と職場の人間関係の違い】
学生時代の人間関係:
・親:無条件の愛情がベース
・先生:教育目的で基本的に好意的
・友人:気の合う人を自分で選べる
・店員:サービス業として丁寧に接してくれる
職場の人間関係:
・上司:評価者であり、時に厳しい指摘をする
・同僚:利害関係が生じる場合がある
・取引先:ビジネスとして是々非々の関係
・顧客:クレーム・理不尽な要求をされることもある
→ 「好意的に接してくれない人」との関わり方を
学生のうちに経験しておくことが重要
アルバイトで鍛えられる「就職前の耐性」
理由①:理不尽な状況への対処力がつく
接客業でのクレーム対応、飲食店での厳しい先輩からの指導など、理不尽に感じる状況でも
冷静に対処する経験を積めます。これは新卒でいきなり職場で経験すると、
大きなカルチャーショックになりがちです。
理由②:「言われたことをやる」以上の姿勢が身につく
アルバイトでも「言われたことだけやる人」と「自ら考えて動く人」で評価が大きく変わります。
この違いを学生時代に体感しておくことは、就職後の評価にも直結します。
理由③:多様な年齢層・立場の人と働く経験ができる
同年代の友人関係とは異なり、年上の上司・年下の後輩・様々な価値観を持つ同僚と働く経験は、
職場での人間関係構築の基礎になります。
元採用担当者が見ていた「アルバイト経験の質」
面接官として4年間見てきた経験から、アルバイト経験の「内容」も評価に影響していた
ことをお伝えします。
【面接で好印象だったアルバイト経験の伝え方】
❌「ただ言われたことをやっていました」
✅「クレーム対応で〇〇という工夫をして、リピーターが増えた」
❌「特に大変なことはなかったです」
✅「繁忙期に人手不足だったので、シフト調整の提案をした」
→ 単なる「経験の有無」ではなく
「その経験から何を学び、どう行動したか」が重要
具体的な行動プラン
【アルバイト経験を「学び」に変える3つの視点】
視点①:様々な業種を経験する
接客業・事務・肉体労働等、異なる職種を経験することで
「自分に向いている働き方」を早めに把握できる
視点②:意図的に「難しい人間関係」がある職場を選んでみる
厳しい指導で有名な飲食店・接客業等を1つは経験しておく
→ 就職後のカルチャーショックを最小化できる
視点③:面接で語れるエピソードを意識的に作る
「工夫したこと」「改善提案したこと」を記録しておく
→ 就活の面接で具体的なエピソードとして活用できる
やっておくべきこと③:アウトプットするマインドへの進化
学生と社会人の最も大きな違い
これが3つの中で最も重要な意識改革です。
学生は、お金を払ってインプットする。社会人は、アウトプットをしてお金をもらう。
さらに重要な違いがあります。
【インプット・アウトプットの必須度の違い】
学生:
インプット(授業を受ける)→ 必須ではない(サボっても卒業できる場合がある)
アウトプット(レポート・試験)→ 必須ではない場合もある(単位を落とすだけ)
社会人:
インプット(勉強・研修)→ 推奨だが強制ではない
アウトプット(成果を出す)→ 完全に必須。これがなければ評価されない、最悪の場合は職を失う
→ 社会人にとって「アウトプットして初めて評価され、対価が支払われる」
という構造は絶対に変わらない
「学生気分」の正体とは
社会に出て最初につまずく多くの新卒社員に共通するのが、
この「学生気分」が抜けていないことです。
【学生気分が抜けていない人の典型的な発言・行動】
・「教えてもらってないのでできません」
→ 社会人は「教わっていなくても自分で調べて成果を出す」ことが求められる
・「頑張ったけど結果は出ませんでした」
→ 社会人は「頑張った過程」より「出した結果」で評価される
・「言われたことはやりました」
→ 社会人は「言われたこと+α」の主体的な行動が求められる
アウトプットマインドを学生のうちに鍛える方法
方法①:授業・ゼミでの発表を「評価される前提」で取り組む
学生のうちから「提出すればOK」ではなく、「相手にどう評価されるか」
を意識してアウトプットする練習をします。
方法②:アルバイト・サークル活動で「成果」を意識する
「時間を過ごした」ではなく、「何を達成したか」を振り返る習慣をつけます。
【意識づけの具体例】
❌「今日もアルバイトお疲れ様でした」で終わる
✅「今日は新人に効率的な作業手順を教えて、ミスを減らせた」
→ 日々の行動を「成果ベース」で振り返る癖をつける
方法③:SNS・ブログ等で自分の考えを発信する練習をする
インプットしたことを自分の言葉でアウトプットする練習として、
SNSでの発信・簡単なブログ執筆等は効果的な訓練になります。
【アウトプット練習の具体的な方法】
・読んだ本の感想を3行でまとめてSNSに投稿する
・授業で学んだことを友人に説明してみる
・アルバイトでの気づきを日記に残す
→ 「インプットしたら必ずアウトプットする」を習慣化する
✅ アウトプットマインドへの転換は、就職後の評価に直結する最も重要な意識改革です。
「教わってから動く」ではなく「まず動いて、結果で評価される」という感覚を、
学生のうちから少しずつ体に染み込ませておきましょう。
【投資家育成ブログとして】就職後の初任給を無駄にしないために
ここでは、投資歴19年の私から、就職後すぐに実践してほしいお金の使い方を1つだけお伝えします。
初任給・初期のボーナスで絶対にやるべきこと
【就職後、最初の給与で実践すべきこと】
STEP1:家計の状況把握(収入・支出・余裕資金の計算)
STEP2:生活防衛資金の確保(最低限の貯金)
STEP3:新NISA口座の開設(証券口座と同時に)
STEP4:少額(月100円〜)からの投資信託積み立てスタート
→ 「就職して収入を得た瞬間」から資産形成をスタートすることで
20代のうちから複利の恩恵を受けられる
【22歳と32歳で積み立てを始めた場合の差(月3万円・利回り5%・65歳まで)】
22歳開始(43年間):約4,900万円
32歳開始(33年間):約2,700万円
差額:約2,200万円
→「就職してすぐに始める」ことの価値は非常に大きい
💡 就職後の資産形成の第一歩については、以下の記事で詳しく解説しています。
→ 投資家になるためのロードマップ(7ステップ)
元採用担当者が見た「準備ができている学生」の共通点
面接官として多くの学生を見てきた経験から、準備ができている学生に共通する特徴をまとめます。
| 特徴 | 具体的な行動 |
|---|---|
| 経験を言語化できる | 「何をしたか」だけでなく「何を学び、どう活かすか」を話せる |
| 失敗を恐れず挑戦した経験がある | アルバイトや旅行で困難な状況に自ら飛び込んだ経験がある |
| 主体的に動いた経験を持っている | 言われたこと以上の工夫・提案をした経験がある |
| 社会人としての心構えができている | 「アウトプットして評価される」ことへの理解がある |
まとめ|就職前の準備が、社会人としてのスタートダッシュを決める
| やるべきこと | 理由 | 具体的な行動 |
|---|---|---|
| ①長期の旅行 | 就職後は時間・体力の制約で難しくなる | 行きたい場所をリストアップし長期休暇に計画する |
| ②アルバイト等の就業経験 | 職場の人間関係への耐性を事前に養う | 様々な業種・厳しい環境も1つは経験する |
| ③アウトプットマインドへの進化 | 学生と社会人の評価構造の違いに対応する | 日々の行動を「成果ベース」で振り返る習慣をつける |
就職は学生から社会人への大きなターニングポイントです。
「就職してから考えよう」ではなく「今のうちに準備しておこう」という意識を持つことで、
就職後のスタートダッシュが大きく変わります。
そして就職後は、「アウトプットして得た対価をどう活かすか」という新しいステージが始まります。初任給を受け取ったその日から、資産形成への第一歩を踏み出してください。
合わせて読みたい
| 目的 | 記事 |
|---|---|
| 就職後の資産形成の第一歩を知りたい | 投資家になるためのロードマップ(7ステップ) |
| 社会人の勉強習慣を身につけたい | 社会人の最も大事な習慣とは |
| 投資・お金の知識を効率的に学びたい | 読書のすすめ|お金と投資の知識が最速で身につく方法 |
| 一人暮らしに必要な家事スキルを知りたい | 若いときに習得しておいて良かった家事スキル3選 |
| 家計の状況把握から始めたい | 家計の状況把握のやり方を初心者向けに解説 |
※本記事はひょう丸の個人的な経験・見解に基づく内容です。就職活動・キャリア準備の最適解は個人の状況によって異なります。シミュレーション数値はあくまで参考値です。


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