こんにちは、ひょう丸です。
今回は長期投資編の日本株の始め方を説明します。
投資スタイルの違いを知り、銘柄毎の特徴を把握した上で、自分が商品・サービスを使っている
など、身近な企業の株式を売買の対象にして始めるのがよいです。
なぜなら、株価が上がったり下がったりしたときに、その要因が想像しやすいからです。
今回は、証券会社の口座は開設済みの前提で話を進めます。
信用取引口座は必須ではない
短期投資と違い、長期投資は、基本株を買ったら持ったままです。
そのため、現物口座があれば充分です。
一般信用の無期限で長期保有することもできますが、
日歩という金利に相当する手数料が余計にかかるため、
敢えて信用取引で持つ必要性はありません。
投資スタイルの違いを知る
具体的な銘柄を選ぶまでに、投資スタイルの違いを知っておくべきです。
なぜなら、それぞれの投資スタイルにより、選ぶべき銘柄が変わります。
投資スタイルは、どれか一つに決める、ということではありません。
銘柄を混在させておくことで、好景気と不景気のどちらにも対応できる
ポートフォリオを組むことができます。
値上がり益重視(キャピタルゲイン)
企業の成長と共に、株価の値上がりを重視するスタイルです。
基本戦略は、現在より成長すると予想する企業の株を買い、
予想通り成長して株価が上がった時に株を売却して利益を得るスタイルです。
後述する配当益重視の銘柄とは異なり、値上がり益重視の銘柄を選ぶ際に
見ておけばよい指標は正直ない、と考えています。
というのも、今後の企業の業績がどうなるかは、誰にもわからず、
企業やアナリストの予想を信じるか信じないかくらいしかないからです。
そのため、企業やアナリストの予想を参考にしつつ、
自分でその企業のビジネスモデルが将来通用するのか、
世の中の流れを受けて、より成長する可能性があるのかを予想して
投資するかどうかを決める、というのが基本になります。
値上がり益重視の投資を行う場合に選択すべきなのは、シクリカル株です。
シクリカル株とは、景気敏感株とも言い、景気変動の影響を大きく受ける銘柄です。
一般的には、自動車、鉄鋼、機械、小売などです。
配当益重視(インカムゲイン)
株価の値上がりよりも、定期的にもらえる配当収入を重視するスタイルです。
基本戦略は、株を長く持って継続的に配当収入を得ることです。
配当利回りの高い銘柄を長期間持ち続ければ、たとえ株価が半値になったとしても、
配当収入の合計で回収できている可能性があります。
時間を味方につけることで、負けにくい投資になります。
銘柄を選ぶときには「配当利回り」という指標を見ます。
但し、注意しないといけない点があります。
それは、業績が落ちて株価の下がった企業も配当利回りは高くなります。
配当利回りは、年間でもらえる配当金で株価を割って算出します。
そのため、配当金が変わらず株価が下がった場合、配当利回りは高く出るのです。
業績悪化によって一時的に配当利回りが上がったのではないことの確認が必要です。
株価は業績以外にも変動要素があるため、価格を読みづらいですが、
配当は業績と共に企業が事前に金額を発表しており、収入が読みやすいです。
(事前予想に反して、配当を減配する可能性はあるのですが、それをやると
失望売りで株価が下がるのが普通なので、よっぽどでない限りやらないです。)
配当益重視の投資を行う場合に選択すべきなのは、ディフェンシブ株です。
ディフェンシブ株とは、景気変動の影響を受けづらく、業績が安定している銘柄のことです。
一般的には、電力・ガス・通信・鉄道などのインフラや食料品、医薬品、日用品などです。
たとえ景気が悪くなっても、電気や薬や歯磨きは必要だからです。
株主優待重視
株主優待をインカムゲインと捉えると、配当益重視と方向は同じです。
文字通り、企業が実施する株主優待を重視するスタイルです。
基本戦略は、株を長く持って継続的に株主優待を受けることです。
銘柄を選ぶときには「優待利回り」という数字を見ます。
株主優待を金銭的な価値に換算し、配当利回りと同様に算出されます。
配当と合わせて、配当利回り+優待利回りで見るケースもあります。
これは株式投資をする上での指標ではないので、
証券会社等では公開されていないことが多いです。
みんかぶなどのサイトやダイヤモンドZaiや日経マネーなどの雑誌で
掲載されているので、興味のある方は調べてみてください。
株主優待を受ける上で、いくつか注意点があります。
自分にとって恩恵のある優待を選ぶ
例えば、自分の生活圏にないお店の食事券をもらっても、使うのに困ります。
(桐谷さんが自転車で爆走しているのは、実はこういう理由です。)
そのため、自分や家族がいつも使うお店やサービスの食事券や割引券など、
もらっても使うのに困らない優待を選択するのがおすすめです。
株主優待の権利獲得条件を確認する
株主優待は、実施している企業の株を購入すれば必ずもらえるわけではありません。
例えば、300株以上保有や、継続して1年以上保有など、条件が設定されています。
そのため、条件を満たすように株を保有する必要があります。
権利確定日に株を保有している必要がある
権利確定日とは、配当や株主優待をもらうための権利が確定する日のことです。
3月末決算の企業では、多くの場合、9月末と3月末が権利確定日になります。
権利確定日までに株主名簿に記載されていないと、権利がもらえません。
株主名簿に記載されるまで時間がかかるため、権利確定日の2営業日前の
「権利付き最終日」までに株を購入しておく必要があります。
ちょっとややこしいと思うので、超ざっくり言うと、
3月末決算の企業であれば、3月末になる前に余裕をもって購入し、
4月に入るまで株を持ち続ければ、配当と株主優待の権利がもらえます。
購入候補の銘柄を選ぶ
前項の投資スタイルを理解しても、日本株は約4000銘柄あるため、
何をどういう基準で選んだらよいのかわからないと思います。
そのため、最初は自分が商品・サービスを使っているなど、
よく知っている企業の株を売買の対象にして始めるのがよいと思います。
例えば、いつも使ってるお店の株主優待が欲しい、とか、
新製品が出るから株価が上がるかもしれない、などです。
初めて株を売買するときのポイントは以下です。
良くわからない企業の株は選ばない
証券会社のスクリーニング機能で抽出しただけで、何をやってる企業か
良くわからなければ、その企業の株を選ぶべきではありません。
なぜなら、株価が変動する要因がわからず、予想が立てづらいからです。
そのため、自分が商品・サービスを使っている、広告をよく見かけるなど、
馴染みのある企業の株を選ぶことがポイントです。
最低購入金額が10万円以内の銘柄を選ぶ
初めてだと失敗する可能性があるため、いきなり100万円の株などは避け、
なるべく安く購入できる株で試してみることをおすすめします。
利益が出たら一度売却してみるのもOK
長期投資は、基本買って放置、でよいのですが、
実は株を売るのにも技術が必要なので、一度売却を経験しておくのもありです。
ひょう丸の日本株の投資方針は、以下の記事で紹介しています。
まとめ
今回は長期投資編の日本株の始め方を説明しました。
投資スタイルの違いを知り、銘柄毎の特徴を把握した上で、自分が商品・サービスを使っている
など、身近な企業の株を売買の対象にして始めるのがよいです。
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