こんにちは、ひょう丸です。
「理系だからシステムエンジニアに向いているはず。でも面接で何をアピールすればいいのか
わからない」
そう感じている理系の就活生・転職希望者に向けて、ソフトウェアベンダーで4年間、採用面接官を務めた経験から、理系出身者がSEとして採用されるための特徴を3つ厳選してお伝えします。
理系がシステムエンジニアになれる人の3つの特徴
- 学生時代の研究内容を簡潔に説明できる
- 論理的思考力がある
- 他者と対等にコミュニケーションできる
意外に思うかもしれませんが、「理系だから有利」とは限りません。
特に3つ目の「コミュニケーション力」は、理系出身者ほど見落としがちな盲点です。
この記事では、その理由と具体的な対策を面接官の視点から解説します。
この記事でわかること
- なぜ「研究内容の説明力」がプログラミング未経験でも評価されるのか
- 面接で評価される「論理的思考力」の具体的な示し方
- 理系出身者が陥りやすい「論理的に正しいのに嫌われる」という罠
- 実際にあった現場トラブルの事例から学ぶコミュニケーションの本質
- SEという職種の年収・将来性・資産形成への影響
⚠️ この記事は新卒・第二新卒を対象にしています。
中途採用については採用経験が少ないため、本記事の対象外とさせていただきます。
特徴①:学生時代の研究内容を簡潔に説明できる
なぜ「研究内容の説明力」が評価されるのか
理系の学生であれば、多くの方が何らかの研究活動を行っています。
プログラミング経験がある場合はもちろんアドバンテージになりますが、
実はそれ以上に重要視されるポイントがあります。
【評価されるポイントの優先順位】
①研究でプログラミング経験がある → 加点要素(あれば嬉しい)
②プログラミング経験はないが、
仮説→検証→考察のプロセスを他者に説明できる → 最重要視される
→「知識」より「思考プロセスを説明できる力」が評価の本質
なぜなら、システムエンジニアの仕事は「仮説を立てて検証し、その結果を関係者に説明する」
というプロセスの連続だからです。 研究活動でこのプロセスを経験していれば、
プログラミング未経験でも十分な素養があると判断できます。
評価される説明・評価されない説明
【評価されなかった説明例】
❌「〇〇について研究していました」(内容の羅列で終わる)
❌ 専門用語を並べただけで、聞き手が理解できない説明
【評価された説明例】
✅「〇〇という仮説を立て、△△という方法で検証しました。
結果は□□となり、当初の仮説とは異なる部分がありましたが、
それはなぜかを××という観点から考察しました」
→ ポイントは「専門知識の深さ」ではなく
「何を考え、どう検証し、何がわかったか」を
専門外の人にもわかるように順序立てて説明できるかどうか
面接前にやっておくべき準備
【研究内容を「誰にでもわかる説明」に変換する練習方法】
①専門用語を使わずに研究テーマを1分で説明してみる
②家族・友人(専門外の人)に説明して伝わるか確認する
③「なぜその研究をしたのか」という動機から話す練習をする
④「仮説→検証→結果→考察」の順番を意識して構成する
→ 面接官も多くの場合、応募者の専門分野に詳しいとは限らない
→「専門外の人にもわかりやすく説明できる力」こそが
実務でのドキュメント作成・顧客説明に直結する
✅ 「難しい内容を簡単に説明できる」ことは、それ自体が高い理解力の証明です。
専門用語を並べるほど賢く見えると思われがちですが、面接官が見ているのはむしろ逆です。
特徴②:論理的思考力がある
なぜ論理的思考力が重視されるのか
特徴①とも関連しますが、論理的に考え、論理的に説明できる力は、
システムエンジニアという職種において極めて重要な資質です。
【論理的思考力が求められる理由】
・ソフトウェアベンダーで働く人材は、程度の差こそあれ
論理的思考が備わっている人が多い
・論理的な会話ができると、話が通じやすくなる
・仕事を進める上で、認識のズレが起きにくくなる
→ チーム全体が「論理的な共通言語」で会話できることが
プロジェクトの生産性を大きく左右する
論理的思考力を面接で示す方法
【評価されなかった回答例】
❌ 結論を言わずに経緯だけをダラダラと話す
❌ 質問と関係のない情報を延々と話し続ける
【評価された回答例】
✅ 結論から話す(PREP法:結論→理由→具体例→結論)
✅「なぜそう考えたのか」の根拠を明確に示す
✅ 質問の意図を正確に理解した上で、的確に答える
【PREP法を使った回答の具体例】
質問:「学生時代に最も力を入れたことは?」
✅ 良い回答構成:
Point(結論):「〇〇という研究に最も力を入れました」
Reason(理由):「なぜならこの分野に強い問題意識を持っていたからです」
Example(具体例):「具体的には〜という手法で検証を行い」
Point(結論の再提示):「この経験から、仮説検証の重要性を学びました」
→ この構成自体が「論理的思考力」の証明になる
✅ 面接の受け答えの「構成」自体が、論理的思考力の実演の場です。 何を話すかだけでなく
「どの順番で・どう構成して話すか」を事前に練習しておくことが重要です。
特徴③:他者と対等にコミュニケーションできる
理系出身者が陥りやすい最大の罠
これが3つの中で最も見落とされがちで、最も重要な特徴です。
特徴②で論理的思考力の重要性を説明しましたが、その裏側に大きな落とし穴があります。
論理的に考えられるからこそ、理詰めで相手を追い込んでしまう可能性があります。
具体的には、論破やロジカルハラスメントと呼ばれる状態です。
【論理的思考力が「諸刃の剣」になる理由】
論理的思考力が高い人ほど:
→ 相手の論理の穴・矛盾に気づきやすい
→ それを指摘したくなる衝動が生まれる
→ 正論で相手を追い詰めてしまう
結果:
→ 論理的には正しくても、相手の感情を無視した発言になる
→ 職場の人間関係が悪化する
→ どれだけ正しくても「言うことを聞いてもらえない」状態に陥る
システムエンジニアは「一人で完結しない仕事」
システムエンジニアは、一人で黙々と設計・プログラミングをしている時間より、
他者とのコミュニケーションが必要な時間の方が実は多い職種です。
【SEの業務における他者コミュニケーションの割合】
・顧客との要件ヒアリング
・チームメンバーとの設計レビュー
・上司への進捗報告
・後輩への指導・教育
・他部署との調整
→ 技術力だけでは仕事は完結しない
→「相手は感情のある人間である」という前提を忘れてはいけない
実際にあった現場トラブルの事例
ひょう丸が実際に経験した事例を紹介します。
あるプロジェクトで、リーダーから「メンバーが指示通りに動いてくれない」という相談が
ありました。 そのメンバーに直接ヒアリングしたところ、返ってきた答えがこちらです。
「リーダーの言ってることは正しいが、言い方が気に食わないのでオレは動かない」
これは極端な例に思えるかもしれませんが、現場では決して珍しくない現象です。
【この事例から学べる本質】
論理的な正しさ ≠ 相手が動いてくれること
人が動くかどうかを決めるのは:
①内容が論理的に正しいか(20%)
②誰が、どんな態度で言っているか(80%)
→「多少論理に穴があったとしても、
〇〇さんが言うんだから仕方ねえやるか」
と思ってもらえる関係性の構築が、実務では最も重要
「礼節を持ったコミュニケーション」を身につける方法
【面接前にできる自己チェック項目】
□ 議論で相手が間違っていると感じたとき、頭ごなしに否定していないか
□ 「正しいことを言えば伝わる」と思い込んでいないか
□ 相手の意見を最後まで聞く前に反論を考え始めていないか
□ 過去に「正しいけど嫌われた」経験を振り返ったことがあるか
→ この自己認識ができていること自体が
面接官への大きなアピールポイントになる
面接では、「自分の論理的な強みを自覚した上で、それが相手にどう影響するかまで
考えられているか」を伝えることが重要です。
【評価される回答例】
✅「議論では正しさを追求するあまり、
相手を論破する方向に偏りがちだった経験があります。
その反省から、まず相手の意見を最後まで聞き、
感情面にも配慮した伝え方を意識するようにしています」
→「自分の弱点を自覚し、改善しようとしている」という姿勢自体が
高評価につながる
【投資家育成ブログとして】SEという職種の年収と資産形成への影響
投資歴19年の私から、SEという職種の資産形成への影響についても触れておきます。
システムエンジニアの年収水準
【SEの年収の目安(経験年数別・概算)】
新卒〜3年目:約350〜450万円
中堅(5〜10年):約450〜650万円
上級SE・プロジェクトマネージャー:約600〜900万円以上
(企業規模・業界・地域により大きく異なります)
→ 理系出身者は専門性を活かして
比較的早期に高い技術力評価を得やすい傾向がある
SEとして得た収入を資産形成に活かす
【SEとしての収入を投資に活かす具体的な流れ】
STEP1:家計の状況把握(毎月の余裕資金の計算)
STEP2:生活防衛資金の確保
STEP3:新NISA口座で投資信託の積み立てをスタート
STEP4:収入アップに応じて積立金額を増やしていく
→ 論理的思考力が高い理系出身者は
投資の意思決定プロセス(仮説→検証→判断)とも相性がいい
💡 就職後の資産形成の第一歩については、以下の記事で詳しく解説しています。
→ 投資家になるためのロードマップ(7ステップ)
文系出身者との違いも知っておこう
理系のSE志望者は、文系出身者がどう評価されているかも知っておくと、
自分の立ち位置がより明確になります。
💡 文系編の詳細はこちらの記事で解説しています。
→ システムエンジニアになれる人の特徴2選【文系編】
まとめ|理系SEは「論理性」と「その使い方」の両方が問われる
| 特徴 | 評価される理由 | 具体的なアピール方法 |
|---|---|---|
| ①研究内容を簡潔に説明できる | 仮説検証プロセスの説明力=実務能力の証明 | 専門用語を使わず1分で説明する練習をする |
| ②論理的思考力がある | チーム全体の共通言語として機能する | PREP法(結論→理由→具体例→結論)で話す |
| ③他者と対等にコミュニケーションできる | 論理force正しさだけでは人は動かない | 自分の弱点を自覚し、改善の姿勢を示す |
「理系=システムエンジニアに有利」というのは半分正解で半分間違いです。
論理的思考力という武器を持ちながらも、それを他者への配慮とセットで使いこなせるか
どうかが、真の評価ポイントです。
どんな仕事でも同じですが、表面的な専門知識に囚われず、基本的なコミュニケーション
ができることが最も重要だということを、面接前に改めて自分に問いかけてみてください。
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| 目的 | 記事 |
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| 文系のSE適性を知りたい | システムエンジニアになれる人の特徴2選【文系編】 |
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| 社会人の勉強習慣を身につけたい | 社会人の最も大事な習慣とは |
| 収入アップと資産形成の関係を知りたい | 投資家になるためのロードマップ(7ステップ) |
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※本記事はひょう丸の個人的な経験・見解に基づく内容です。採用基準は企業・時期によって異なります。年収等の数値は概算であり、実際とは異なる場合があります。


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